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相場の教訓


   

・中期売買を心がける。(デイ・トレードは儲からない)
 テクニカル分析を中心に売買する必要がある。

・株の売買は、基本的にゼロサムゲームであり、誰かが得をすると
 誰かが損をするゲームである。このため、多数の買いを伴うブー
 ム化した株は、上げの終わりを意味する。このブーム化が曲者で
 あり、雑誌やマスコミにいい方向で取り上げられると売りの信号
 であり、悪い情報では買いの信号と思うべきである。価格が下落
 したら買い。価格が上昇したら売り。

・しかし、雑誌に取り上げられないと、いかに良い企業でも株価に
 反映されない。このような株をどう見つけるかが1つの焦点。
 業績はいいが、株価に反映されていない企業を選ぶ目が必要。

・もう1つは、テクニカル分析での売買になるが、それでも雑誌など
 の情報は見ていくべきである。

・もう1つが、米国市場、特にナスダック市場と東京市場は連動し
 ているために、米国市場の様子は重要である。石油などの商品市
 場とも逆連動しているような動きを感じる。

・日米機関投資家の手口を研究する必要がある。大幅上げ、大幅下
 げ の手口は、月曜朝一番、終了間際に仕掛けている。この心理
 ・手口を読む必要がある。

・常時監視している株を30〜100程度持っていると、その株の
 平均値があり、それより下であれば買い、上であれば売りと自分
 の感覚を 磨く必要がある。

1.反転するまで安値でも買ってはいけない。
  底打ちはどう判断するのかーーー赤3兵、赤2兵+黒上げ、
  三尊や逆三尊は底打ち、頭打ちの信号になる。

2.ロスカットはすぐにやる。ロスカット点を決めておく。
  買いポイント、売りポイントを決め手から売買する。
  売りポイント近くで、上げ終了と見なされるポイントで、
  半分を売る。後の半分の売りポイントは黒下げで判断する。

3.PER15、PBR20倍まで、利回り1.2%以上

4.下げ相場と上げ相場では、組み手が違う。下げ相場では利回り
  のいい株が売買対象になるし、上げ相場では将来性がキーポイ
  ントになる。

5.下げ相場では底値買いしかない。数年来安値で、かつ倒産の危
  険がないなら買い。

6.相場は鉱山・素材ーハイテクー製造ー内需ー大型株へと移行して、
  そして、終わる。上げは緩やかであるが、下げはきつい。
  このため、全体の流れを見極める必要がある。

7.下げ相場では、空売り
  上げ相場では現物買いが中心

8.証券会社の売り推奨で、買い近し
       買い推奨で、売り近し
  雑誌の売り買い推奨も同様で、逆サイドを狙う。

9.逆日歩に注目する。
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■逆日歩 (ぎゃくひぶ)  ■お気楽ニュース

貸借取引では、カラ売りがカラ買いを上回って株不足となるケースがあります。この
場合、証券金融会社はその不足株数を入札形式で証券会社、生損保などの機関投資家
から調達します。この入札のときに決定された料率を逆日歩(品貸料)と呼びます。今
のような手詰まり感のある市場では、そのような銘柄に注目してみてもおもしろいの
ではないでしょうか?

たとえば江崎グリコ(2206)ですが、直近の信用倍率が0.07倍という株不足状態
にあるため、株価上昇で「売り方が動揺する局面」(銀行系証券)もあります。1月
14日申し込み現在の3市場売り残は1兆2677億円と昨年来の最高(買い残は2
兆4618億円)を記録していますが、「過熱感なき逆日歩銘柄」が全般の手詰まり
ムードを突破する対象としておもしろそうです。

地方銀行などでも清水銀行(8364)をはじめとして逆日歩ラッシュの状態となってい
ます。また古河電気工業(5801)、SMC(6273)、アルパイン(6816)などハイテ
ク絡みの逆日歩銘柄もありますので検討してみてはいかがでしょう。

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投資情報メールマガジン            2004/08/31号
             イ意 の 近 道
◆コラム「システムとランダム・ウォーク」

〓1〓 ランダム・ウォーク

 株価の動きはランダム・ウォークに従うというのが定説ですね。

 さて、ランダム・ウォークとは、
今後の株価が上がるか、あるいは下がるのか、
上がるとすればどのぐらい上がるのか、
下がるとすればどのぐらい下がるのかは、
過去にまったく影響を受けないという考え方です。

 言い換えるなら、過去の株価の動きとこれからの株価の動きとは、独立して
いるという考え方です。
それぞれの事象、つまり、それぞれの株価の動きが、時間に関わらず、「独立
している」という前提。
その前提に立てば、確率計算は非常に楽になります。リスク計量をするための
実務家にとってはうれしい前提ですね。

しかしながら、実際の株価は、過去の動きを参考にして、売買を行う人たちが
います。

〓2〓 株価指標

 株は、金融資産です。
金融資産の価格は、将来のリスクとリターンの見方で決まるという考え方があ
ります。
株価の割安・割高を判断することを「投資判断」といいます。
投資判断の材料として用いられるものに、「株価指標」があります。
株価指標の代表的なものとしては、PBRとPERが有名です。

両者とも、P=PRICE=価格=株価を分子にとり、資産や収益を分母にと
った分数ですから、分子の株価が下がれば下がるほど、資産や収益が不変であ
れば、指標は低下し、割安を示すことになります。

下がったものは、割安になり、引き合いが出てくる。
上がったものは、割高になり、売り物が出てくる。

下がったものは上がり、上がったものが下がる。
結果として、株価は永遠に続くことが可能になります。
一定のレンジの中で、株価が動くというのが、フィードバック・システムです。

株価指標のみならず、テクニカル指標においても、過去を引きずる思想は多々
あります。
「移動平均」というのは、「過去を引きずって今のわたしがある」というシス
テムです。

このような過去の事象が現在に影響を及ぼすシステムはテクニカル以外にも多
数あります。

たとえば、会社の経営です。
赤字になれば、固定費を減らす。そして赤字を減らす。
黒字になれば、固定費を増やす。そして黒字を減らす。

過去が現在に多大な影響を与えています。

〓3〓 フィードバック・システム

 フィードバック・システムとは、現在の株価や投資指標の水準を過去の水準
と比較し、安定的な状態をつくることを目的としたものです。

なぜなら、状態が不安定になれば、その不安定さを放置していくと、行き着く
ところまで行き着くことになります。
これは、終焉を意味します。

「すべてのものには終わりがある」といいます。

システムが不安定な場合とは、発散したりして、落ち着かない状態を表します。
制御不能な状態、ある状態に収斂しない場合を指しています。

システムが、不安定になることを防ぎ、行き過ぎを押えることで、安定的なシ
ステムをつくること。
それが人類がこれまで取り組んできた歴史です。

フィードバック・システムとは、
1)現在の株価や投資指標を過去の平均的な株価や投資手法と比べる比較作業
2)現在の株価や投資指標が割高であれば、購入を控え、割安であれば、購入を促す
3)さらに、1)に戻り、永遠に1)→2)→3)を繰り返す

「過去と未来」を「原因と結果」でつないでいく人的な作業になります。

〓4〓 熱狂と絶望と

 不動産利回りが5%のとき、流動性に勝る株式の配当利回りが5%であれば、
株式の購入を促す。

いわば、需要曲線に見合った需要が、価格の低下と共に生じてくる、経済学的
な根拠を持つシステムです。

ところが、株価は、このようなフィードバック・システムが作動しない局面が
あります。

それが、熱狂や絶望といわれるものです。
バブルと大暴落というセットです。

バブル発生とその消滅とは、非常に不安定なシステムです。

なぜならば、上がることが上がる理由になるからです。
下がることが下がる理由になるからです。
これも、「過去と未来」が「原因と結果」でつながっているシステムには変わ
りないのですが、違うのは、自己増殖過程を含む点です。
フィードバック・システムが安定を目指す長期投資家の考えに合致するとすれ
ば、バブル発生やその崩壊は、短期投資家の欲求を満たすものといえます。

〓5〓 再びランダム・ウォーク

 実際の相場では、両者が合わさっています。
自己増殖するという発散過程と安定を取り戻す過程。
その両者が局面局面で姿を変えていくために、株価をランダムに扱うことが実
務上得策になっているのかもしれません。
つまり、ある局面では、

「上がる→上がるから買う→またまた上がる→上がるからまたまた買う」とい
う自己増殖過程にあり、その自己増殖は、すぐに自己収縮過程に転じます。
「下がる→下がるから売る→またまた下がる→さがるからまたまた売る」とい
う悪循環です。

一方、長期投資家は、強い信念で入ってきます。「下がる→PERが安くなる
→購入する→上がる」
このようなフィードバック・システムと自己増殖や自己収縮過程とが合わさり、
実際の相場はランダムな印象を与えてしまうのです。

〓6〓 ランダム・ウォークとシステム

 とはいえ、様々な条件をつけることで、システムを防御することができるは
ずです。
トレーディングとは、自らのトレーディングのシステムを強化維持することで
す。

システムを防御する条件とは、プロ野球などで解説者がよくいうところの、
「勝ちパターン」を見出すことでしょうか。

「株価が底値圏にある場合に、下ひげが出たものから買い候補を選ぶ」等とい
う条件です。

よい条件を見つければ高い勝率が得られることになるのは事実です。
しかし、それらの「よい条件」は残念ながら、時間と共に変化してしまうので
す。

山本 潤 (やまもと じゅん)
ゆっくり考え ゆったり投資
〜スロー・インベストメント〜