コラム「IPO投資について」 先週ご紹介のホーブ、見事に爆上げしましたね。 利益をあげられた方、おめでとうございます。 こう当ててばかりいると ご紹介する企業名のみが一人歩きしてしまう可能性があるので (自慢?・・・いえいえ、言うほど儲けてません^^;;;笑)、 本日はどんな基準で判断したかについて参考としてご紹介したいと思います。 私が直近IPO銘柄の投資において 比較的わかりやすい投資方法として実践している方法です。 1.面白いと思う事業に注目しておく。 ホーブで言うと、農業、競合少ない、バイオ関連などちょっと他にはないも のでした。 成長シナリオも立てやすい。 ”面白い”の基準は人それぞれです。 その企業の事業を把握し、ご自身でいろいろな切り口から判断されるとよい でしょう。 2.割安と思われる株価水準を考える。 成長率、予想PER等で割安な水準はどのあたりかをざっくりと把握しておく ホーブの場合 6月決算の為、次の期が開始しているタイミングで会社見通 しはすでに発表されていました。 (正式な発表を待つ状態) 特別利益、特別損失等の影響を受けないように経常利益の成長率を見ると 成長率約30% 保守的に見て予想PER25倍を下回る水準なら・・・50万円割れくらい が割安な水準だろうと判断。 時価総額も小さく、買いも入りやすいと考えた。 ”買いが入る”というのは、時価総額40億程度ですし、 機関投資家が買うなどとは当然ながら考えていませんが 割安な銘柄を探している多くの投資家の目にとまるだろうということです。 3.公開直後割高な水準であればまず、見送る。 公開株数や株価など買い進まれる要因は様々ですが、 そういった要因による上下は市場全体の雰囲気や、 短期的な投資家の投資動向に左右され、安心してゆったりと投資できません。 ”一方的に上昇するわけが無いのだから、下落を待とう” と言い聞かせ、買いは控えましょう。 そのまま上昇してしまったら・・・・・ 自分の銘柄選別力を誉めて(笑)、次の投資先を探しましょう。 割安に放置されている企業はいくらでもありますよ。 4.公開直後を高値として下落した場合は 下落の期間は投資のチャンスがくるかもしれないということで さらに調査を進め、確信を高める期間でもあります。 下落しなかったら、投資のタイミングは無いのですから、 調べる必要も無いですよね。 ホーブはこのパターンでした。 5.割安な水準近くで下落スピードが弱まり、チャートが上向きになったとこ ろで分割でゆっくり買いを入れる。 ホーブの場合はまさにはまったパターン。 自分自身でもあまりにもシナリオ通りでびっくりですが(笑)、 地味で成長期待が大きくない企業ほどこのシナリオが使えそうな気がしてま す。 その辺は今後もさらに精度を高めていきたいと思っています。 他の銘柄にも当てはめて考えてみます。 以下、私の投資判断なので、それぞれで判断は別れると思います。 例えばメディキット(JASDAQ/7749) 医療機器メーカーでカテーテルの専門メーカーだそうです。 (事業の詳細は資料をざっと見た程度の事以外は知りません) 営業利益率は27%と高く、 予想PERは15倍を下回る水準と割安に見えます。。 チャート的にも底打ちし、買いのタイミングかもしれません。 しかし、売上は横ばい 今後のEPSの成長は事業の効率化によるものとなり、 先の限界も見えそうです。 バリュー投資という観点からみると 豊富なキャッシュ及び資産から 割安という判断は出来るようですね。 事業が安定していれば、どんどんキャッシュは膨らみ、 株価が一定なら当然、割安感は増します。 PERから見た割安感とキャッシュリッチで企業価値から考えた割安感などか ら下落リスクは限られるでしょう。 しかし、成長性が見られないという点で 私は買いの判断はできませんでした。 同社の成長を否定しているのではありません。 豊富なキャッシュを元にM&Aを含めて事業拡大に期待して 買うのも一つの投資判断ではあるでしょう。 既存事業の拡大に資金が使われ、成長拡大が見込めるのであれば わかりやすく、素直に”買い”と思えます。 しかし、資金の使途が多少なりとも違った分野に使われてしまうとなると どうでしょうか? そういった場合には投資の際には違った判断が必要だと考えます。 その分野への投資に対するリスク・リターン、成功の可能性などは 経営者しかわかりませんね。 例えば、この会社がこのお金を使って ”ネット広告事業参入” なんて事になればサプライズで 株価は上がるかもしれません。(そんなわけないって(^^;;;) 会社は株主のものとは言いながらも、そういった重要な判断には 立ち会えません。 となれば、リスクのほうを意識しなければと考えます。 あくまでも私の投資判断をご紹介しましたが、 重要なのは ・割安であるという判断ができる ・自分の投資基準を明確にする ・投資基準を継続して使う ということだと考えます。 ご参考まで。