◆コラム「強気の市場と弱気の市場」「億の近道」 2005/03/15 市場関係者であれば、今は強気の市場であると感じていることでしょう。 強気の市場とは、 ・下方修正などの悪材料が出ても、「悪材料出尽くし」とされ、株価が下がら ない ・株の雑誌などで推奨された銘柄が素直に上昇する ・財務内容が悪い企業、特徴のこれといってない企業、流動性が乏しい企業な どが急騰する などの特徴があります。 相場の強弱感とは、市場関係者が、相場と相対して、体感するものです。 ですから、客観的な数字で語ることがなかなか難しいものです。 ファンドマネージャーの立場から申し上げれば、 「強気の市場では、空売り銘柄を積み増し、次の下落に備える」というのが鉄 則です。 景気が回復する、地価がまだまだ上がる、日本株は出遅れているなど、株価が 強いときにはもっともらしい強気論が相場を支配するものです。 こういうもっともらしい強気論は長くても数ヶ月しか続きません。 低PBRで資産価値の高い株が面白いように上がるので、ここから低PBRで 資産価値の高いものを買い上げる。 これは、後追いの決断です。後追いの人は、どの市場にも多数いるものです。 資産株相場でふと思う素朴な疑問です。 なぜ、不動産株を素直に買えないのでしょうか? それは、多分、不動産株そのものはすでに上昇しているから、買いにくいから でしょう。 それで、本業に構わず資産株を買い上げるしか選択肢はなくなっている。 そして、みんなが、心の中で、ミニバブルかなと気にしている。 そういうとき、相場はピークを打つといってよいでしょう。 「これは、もしかしたら、ミニバブル?」 こういう考えがふとよぎるとき、相場は過熱しているといってよいのです。 (山本 潤)