稲盛和夫は、京セラや第二電電(現KDDI)などを創業するとともに 「京都賞」という国際的な顕彰事業を行う稲盛財団を設立し、また 、若手経営者を育成する盛和塾の塾長を務めるなど、広範な活動を 続けている。 この稲盛流の「見える化」がアメーバ経営である。京セラが大きく なり、かつ京セラが倒産しそうな会社を立て直す原動力がこのアメ ーバ経営なのである。 アメーバ経営は「売上最大、経費最小という考えを突き詰めていく と経営はよくなる」という明快な考えに立ったものだ。アメーバ経 営は、@組織を数人〜10人程度の小さい組織に分け A小さい組織を独立採算制とし、 B小さい組織のリーダが経営者感覚で運営 であり、「時間当たり採算」という考え方を基本として、経営が、 うまく言っているかどうかを判断するのだ。 時間当たり平均労務費<時間当たり採算であれば黒字である。 時間当たり平均労務費<時間当たり採算であれば赤字である。 赤字であれば、時間当たりの採算を向上させる方法でムダを取るこ とであり、3つの方法がある。どれを選択するかはリーダの腕である。 @時間を短縮する。 (作業効率を上げる) A経費を減らす。 (ムダを省く) B売上(生産)を増やす。 (注文を多くする) しかし、この数字は構成員にも公表するために、 アメーバ経営を導入すると、社員が数字に敏感になるので、社員が 不信に思うようなお金の使い方を経営者がすると、社員の志気が大 きく下がることになるし、アメーバ経営が成功するか失敗するかは 経営者の姿勢(エリを正すこと)が重要であり、また、数字が良く なってきた状態で別の物に投資する際は、将来像を語りかけて、経 営者と社員が理念を共有しないと組織はバラバラになる可能性があ る。 この京セラのアメーバ経営は効果があるので、中小企業の皆様は、 お試しあれ